基本情報からステップアップ!応用情報技術者試験のススメ

YO!そして、こんにちは!
新卒入社2年目のシステムエンジニア、YO_Kooです。
このブログは、私の資格取得体験を共有するシリーズ第2弾です!
今回は「応用情報技術者試験」に挑戦し、合格した経験をまとめてみました。
ITに詳しくない方や、これから応用情報を目指す方の参考になれば嬉しいです!
目次
なぜ応用情報技術者試験を受けようと思ったのか?
私が応用情報技術者試験を受けたのは、大学4年生の時です。
就職活動も落ち着き、時間に余裕ができたタイミングで、「今のうちにもう一段階レベルアップしたい」と思ったのがきっかけでした。
IT業界に進むことが決まっていたので、「入社時により良いスタートダッシュを決めたい」という思いもありました。
どうやって勉強したのか?──午前と午後2軸の対策
勉強を始めたのは試験の3か月前で、最後の1か月はほとんど毎日数時間勉強していました。
まずは参考書について!使用したのは『応用情報技術者 合格教本』です。参考書は自分が読みやすいものを選ぶのが一番だと思います。
そして、
「参考書は辞書代わり」
にしていました!
応用情報は基本情報よりも広く深い知識が問われますが、出題範囲は似ている部分も多いので、全部を最初から読むより「問題を解きながらわからないところを補強」するスタイルが効率的だと感じました。
そのうえで、午前試験と午後試験それぞれの対策方法を紹介します。
午前試験の勉強方法
- 「応用情報技術者の過去問道場」で午前問題をとにかく解きまくる!
- 直近5回分は出題範囲から外しておく
- 分野別で出題されるように設定する
- 不正解だった問題や不明な用語、解説で理解できない仕組みなどがあれば参考書で調べる
- 全く知らない分野や苦手な単元は、参考書を一から読み直す
- 問題を周回して正答率が85%以上になったら次の分野へ
- 全分野で1~4を繰り返す
- 最後に残しておいた直近5回分の問題を本番と同じ形式で解く
- 本番前に総復習
最初から参考書を読み込まず、すぐに過去問道場を始めたことで、基本情報の復習にもなりつつ、応用情報ならではの新しい知識も効率よくインプット&アウトプットできたと思っています!
また、本番を受けた後に感じたこととして、
「知らない単語を残さないこと」
は重要だと改めて感じました。
基本情報技術者試験よりも理解が難しい単語が増えると思いますが今はAIもあるので「中学生でも理解できるように教えて」といったように解説してもらうのも手だと思います!
午後試験の勉強方法
午後試験は午前とはガラッと変わり、必須1題+選択4題の計5題を記述式で解く形式です。
- 午後試験で選択する分野を決める
- 解答が必須である「情報セキュリティ」以外の10分野から4~5分野に絞る
- 1で選定した分野の午後試験を過去問道場で解く
- 直近3回分は残して5回分以上解く
- あまり時間を気にせず解く
- 各分野の問題構成や出題傾向を意識しながら解く
- わからない用語や解き方は参考書で調べる
- 2と3を繰り返して8割とれるようになったら、残りの直近3回分の問題を本番と同じ形式で解く
午後試験対策で一番大事なのは、
「分野の選定」
です。
午後は長文を読んで記述式で答えるので、国語力と基本情報以上の知識が問われます。
1分野あたり30分という短い時間で解く必要があるので、試験中に分野を選ぶのはもったいない。
事前に自分にとって解きやすい分野を絞って優先度をつけることが本当に大事です。
参考までにですが、大学時代の私の優先度です!
科目名 | 優先度 | 理由 |
経営戦略 | △ | システム監査が難しかった場合の選択肢 文章量は多いが必要な専門的知識が少なく、国語力で勝負できた |
プログラミング | 〇 | 大学時代に学んでおり得意かつ好きだった |
組込みシステム | ◎ | 未経験でも取り組みやすく一番安定して高得点が取れた |
プロジェクトマネジメント | 〇 | 11分野の中で一番興味があった 問題も解きやすかった |
システム監査 | 〇 | 簡単な時と難しい時の差が激しい 解くかどうかは当日の問題を見て判断した |
得意分野や興味のある分野、経験のある分野を選ぶのが良いと思いますが、ぜひ一度問題を眺めてみてください。
分野を決めたら、午後問題に慣れて解答のコツをつかめるまでひたすら問題演習を繰り返してください!
試験当日のリアル──基本情報技術者との違いに気をつけよ
当日は、基本情報技術者試験とは違うことがたくさんありました。
まず、試験方式がCBT(パソコン受験)だった基本情報と違い、応用情報は筆記試験でした。会場の雰囲気も独特で、ちょっと緊張感がありました。
午前問題は、基本情報技術者試験のときのように過去問をやっておけば大丈夫ではなかったです。
そのため、過去問を解く際に正解だけでなく、不正解の選択肢についても目を向けて、
「なぜ誤りなのかを理解する」
ことが重要だと感じました。
当然ですが問われている知識も専門性が高く、最新技術についても出題されるなど、着実に学習を進めていないと難しい問題が多かったです。初見の問題も多く出題されて驚くこともありましたが、これまでの知識を総動員してなんとか食らいつきました。
一方で午後試験は、当日までに
「しっかりコツを掴んでおく」
ことが重要だと感じました。
どんなことを聞かれたら、どのあたりに答えが書かれているか、といったコツを勉強中につかめていたので落ち着いて解くことができました。
長文や記述式にも慣れていたので、思ったよりも手応えを感じられました。
ただ、結果がすぐにわからないのが応用情報のつらいところ…。
合格発表まで約2か月半、ずっとドキドキしながら過ごしていました。
おわりに
応用情報技術者試験は、ITエンジニアとしての基礎力をさらに高めてくれる資格です。
業務で役立つ知識も多く、取得して本当に良かったと感じています。
これから挑戦する方は、ぜひ自分のペースでコツコツと取り組んでみてください!
少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
今後も資格取得や日々の学びを発信していきますので、よろしくお願いします!